• ホーム
  • ヘルペスを治す時に使用できる治療薬の種類はどのぐらいあるのか?

ヘルペスを治す時に使用できる治療薬の種類はどのぐらいあるのか?

2020年06月23日
患者を診ている医者

ヘルペスの治療薬にはいくつか種類があります。医師は患者の症状や再発・初感染の違いなどを考慮し、一番最適だと思われるものを処方します。

アシクロビル系の製剤は、最もポピュラーなヘルペス治療薬です。特に性器に再発した病変に対して効果があると言われています。アシクロビル製剤は、クリームタイプや顆粒・錠剤タイプの他に注射剤もあるため、飲み込む力が弱い患者にも使用することができます。錠剤または顆粒タイプの場合、1日1錠(下流は0.5g)を1日5回、5日間服用するのが目安になります。クリームタイプは、1日数回適量を患部に塗布します。また、バラシクロビル系の製剤もヘルペスの治療によく用いられています。錠剤または顆粒タイプの服用目安は、1日1錠(顆粒タイプは1g)を1日2回、服用期間は5日間です。ファムシクロビル系の製剤は、帯状疱疹の治療によく利用されます。アシクロビル・バラシクロビル・ファムシクロビルは、体内に取り込まれると、ウイルスの増殖に必要な物質・DNAポリメラーゼの生成を阻害、ウイルスの増殖を防ぎます。用量や用法は、予め決められていますが、患者の年齢や病歴、腎機能の状態などにより増減されます。医師の指示を守り、決められた量を規則正しく飲むことが、治療のポイントとなるでしょう。

アメナメビル製剤も抗ウイルス剤一種で、ウイルスによる酵素複合体の活性化を阻害、ウイルスがDNAを複製しながら増殖するのを防ぎます。アメナメビル製剤は、1日1回の投与で治療が済んでしまうこともあり、体の負担が少ないという特徴を持っています。また、体内に入ると肝臓で代謝されるため、腎機能が低下している患者にも使用できる可能性があります。

抗ウイルス剤の他に、患者の状況に応じてビタミン剤や抗生物質、神経の痛みをしずめる抗うつ剤など複数の種類の薬が処方される場合もあります。患者の状態に合わせ、いろいろな薬を組み合わせることも可能ですので、抗ウイルス剤だけでなにか問題が生じたり、不便を感じたりしたら、医師に相談してみると良いかも知れません。

ヘルペスの治療薬は、病院で処方されているほか、市販されていものもあります。一つ注意する点は、市販されているヘルペスの治療薬は、再発した人向けという場合がほとんどで、初感染人向きではありません。理由の一つは、本当にヘルペスかどうか診断されていないため、使用の際にリスクが生じるからです。市販薬は簡単に手に入るというメリットはありますが、適切な治療を受けるには、本当に感染しているかどうか診断してもらう方が先です。

また他の薬と同じように、ヘルペスの治療薬にも副作用が出ることがあります。使用中に吐き気や腹痛、頭痛など、副作用とみられる症状が出たら、できるだけ早めに医師の診察を受けましょう。